台湾のWi-Fi、インターネット事情について
台湾でインターネットを利用する3つの方法
私たち日本からの台湾旅行者が台湾でインターネットを利用するには3つの方法があります。一つ目は現地のフリーWi-Fiを利用すること。二つ目はSIMフリー端末をお持ちの方に限られますがSIMカードを購入すること。三つ目は台湾用のWi-Fiルーターを日本でレンタルして持っていくこと。それぞれのメリットやデメリットなどをみていきましょう。
@台湾のフリーWi-Fiスポットについて
文化、地理的にも、貿易・経済的にも日本とのつながりがとても深い台湾は、海外旅行に気軽に出かけられる人気渡航先。鴻海(フォンファイ)精密工業やacer(エイサー)、TSMCなどエレクトロニクス、テクノロジー産業が発展しています。
先進的なイメージが強い台湾ですが、街中のフリーWi-Fiには期待してはいけません。レストランや鉄道の駅、ショッピングモールでフリーWiFiのステッカーや看板を発見することは稀です。
--台北市のフリーWiFi「TPE-free」
台湾の人気渡航先No.1の台北では、台北市が提供するフリーWi-Fi「TPE-free」があります。「TPE-free」は海外旅行者向けのフリーWi-Fiスポットで、利用するには駅などにある旅行者向けインフォメーションセンターで利用申請手続きが必要です。手続きそのものは簡単で、パスポートを持ってフリーWi-Fiを利用したい旨を伝えればスタッフさんが2,3分で手続きをしてくれます。初めて「TPE-free」にアクセスした際に発行された使用説明書に書かれたID、パスワードを入力しましょう。私たち旅行者が気軽に利用できるのはMRTと呼ばれる地下鉄駅構内にある「TPE-free」。Wi-Fiスポットの数はそれほど多くありません。
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台北駅構内インフォメーション |
「TPE-free」の使用説明書 |
台北駅構内 |
--スターバックスのフリーWiFi
日本やアメリカ同様、スターバックスカフェにもフリーWi-Fiがあります。
利用するには利用規約への同意や電話番号の登録が必要で、日本語や英語に対応していないため我々日本人旅行者には少々敷居が高いかもしれません。登録完了後にSMSで送られてくるパスワードを入力してWi-Fiを利用します。
--MR BROWN COFFEEのフリーWiFi
台湾でフリーWi-Fiが気軽に利用できるお店、といったら「MR BROWN COFFEE」。
利用規約への同意は必要なし。ID、パスワードなどもなく簡単に利用可能です。
--ホテルのフリーWiFi
まずはホテル予約時に滞在先のホテルにフリーWi-Fiが提供されているか事前に確認しましょう。利用規約等への同意が必要ないものや、予約時の姓とホテルの部屋番号がID、パスワードになっているケースなど利用方法はホテルによって違います。チェックイン時にフリーWi-Fi利用希望を伝え利用方法を確認しましょう。
SIMカード購入してインターネットを利用する
SIMフリーのスマホやWi-Fiルーター端末をお持ちの方はSIMカードを購入して利用することも可能ですね。
--松山空港で購入できるSIMカード
台北市内の松山空港では「中華電信(Chunghwa Telecom)」のカウンターがあり、1日100NT$から利用が可能です。
パスポートを提示しSIMカード利用希望の旨を伝え、利用申請書にサイン。可能であれば購入時にSIMカードを挿して利用できるまでスタッフさんにガイドしてもらうことをおすすめします。
台湾用のWiFiルーターをレンタルする
台湾用のWi-Fiルーターは日本国内で簡単に予約ができます。出国前に空港で受取ることも自宅やオフィスで受取ることも可能。利用料金も1日あたり700円前後とリーズナブル。WI-Fiスポットを探したりスポット毎にIDやパスワードを入力する必要もないのでとても便利です。
--便利な利用方法1)地図アプリでナビゲーション
Googlemap では行き方検索が可能。
例えば現在地(滞在先のホテル)から台北101までを調べたり、「千と千尋のモデル」となったことで人気の九フンまでの行き方を検索して移動中はナビゲーションとして利用したり、ととても便利。そのほか、タクシードライバーさんに行きたい場所を上手く伝えられなくても地図を見せてあげれば問題解決です。
--便利な利用方法2)インターネットで観光地検索
スマートホンとWi-Fiルーターがあればガイドブックすら必要ありません。GoogleやYahooの検索で、カバンの中でかさばるガイドブックの代わりにスマホ検索。スマートに台湾旅行を楽しみましょう。
--便利な利用方法3)facebookやLINEも日本と同じ感覚で!
日本にいる時と同じ感覚でスマホ、PCが使えるから、台湾101からの眺めも九フンの夜景もリアルタイムに投稿できますね。
台湾でのフリーWiFiのメリットとデメリット
--フリーWiFiのメリット
@無料。これにつきます。
--フリーWiFiのデメリット
ここでは台湾だけでなく、一般的なフリーWiFiのデメリットについても含めてお話しします。
@セキュリティ面の不安があります。クレジットカード情報等は入力を控えたいですね。
AフリーWiFiスポットを離れるとインターネットが利用できません。
B利用者登録の必要があったり、フリーWi-Fiスポットを探したりと手間をかける必要があります。
台湾でSIMカード購入のメリットとデメリット
--SIMカード購入のメリット
@リーズナブル且つ自分専用のインターネット回線が手に入ります。
--SIMカード購入のデメリット
@空港等で購入する手間が必要。英語スキルがあればなお良い。
AスマホがSIMフリーの場合、その端末のみでインターネットが利用可能です。
台湾でのモバイルWiFiルーターのレンタル
台湾用レンタルWi-Fiでは、フリーWiFiやSIMカード購入のデメリットがリーズナブルな利用料金と引き換えに解消できます。
@いつでも快適に使いたい!
A安心して使いたい!
B中国語、英語が話せなくてフリーWi-Fiの有無やログイン画面の入力内容などが理解できるかが不安。
そんな方にはレンタルWi-Fiをお勧めします。旅行前に台湾用Wi-Fiルーターを予約して日本国内の主要国際空港で受取が可能。もちろん、宅配にも対応してます。
台湾用WiFiレンタルのメリット
@街中やホテル、地下鉄等でフリーWi-Fiスポットの有無に関わらずに気軽にインターネットにアクセスできます。
A台湾到着後、初めて使うときに一度パスワードを入力するだけで、あとは電源を入れるだけで自動接続。2度目からは改めて設定する必要がありません。
B自分だけのWiFiスポットだからセキュリティも安心。
C日本語の説明書付き。いざというときの連絡先も記載してあるので安心です。
DフリーWi-Fiのように利用者が多くて速度が落ちる、なかなかつながらない、ということがありません。あなた専用のモバイルWi-Fiスポットです。
台湾用WiFiレンタルのデメリット
レンタルするのに金額がかかるほかに1点だけデメリットがあります。
それはフェアユーセージポリシーがあること。レンタル用WiFiは利用出来るデータに制限があります。
youtubeやfacebookに投稿された動画のチェック、大容量データの送受信は控えたほうがいいでしょう。Skypeも動画ではなく音声通話にして長話しは避けましょう。ホテルのWi-Fiがフリーならば、それを上手く活用して便利で快適にレンタルWi-Fiを利用しましょう。
番外編 台湾のコンセントの形状について
台湾のコンセントの形状はどんな形なの?
充電する時は特に何も用意しなくて大丈夫なの?そんな疑問が浮かんできますが、心配ご無用。台湾では日本のコンセントがそのまま利用できます。
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台湾のコンセントの形状 (台北・松山空港) |
台湾のコンセントの形状2
(九フンの茶藝館にて) |
世界各国のコンセントがマルチプラグがなくても使えるタイプ |
(調査:2015年2月)
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